将棋のプロにとって高学歴は有利になりうるでしょうか?歴代の大名人と呼ばれる棋士は大卒ではないように思います。
丸山九段が大学で費やした時間・労力を将棋に全て向けていたら森内さんや佐藤(康)さんレベルに活躍できたようにも思いますし北浜さんもA級昇級やタイトル戦に絡むことがあってもおかしくないと思いますがいかがでしょうか?
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たしかに、大学受験のために、すくなくとも高校2年の終わりくらいからは、受験の心配をしないといけないので、棋力の伸びる時期に二股かけて、集中力が分散していますね。
高校もそれなりの進学校に行くなら、その受験から勉強に追い立てられるわけですから、中三のときから、なにかと学校の勉強に時間をとられます。
かなりの悪影響だと思います。
もうひとつは、勉強の影響です。大学の勉強は、ほとんどの分野で、広い意味での「科学」ですから、理屈で支配された世界です。それに影響されると、頭はかなり理屈っぽくなります。
瞬時に読まなければならない将棋からすると変な風に頭が偏るので、それが悪影響があるのではないでしょうか。
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特に有利にはならないですが、
不利になっているとも思わないです。
例えば、加藤一二三九段が
早大に進学していなければ、
名人を10期取ったかというとそんなことはないと思います。
大学進学率が昔と違いますし、
少子化でレベルも高くないですから
今は進学してもおかしくはないでしょう。
丸山九段、北浜七段
は早稲田大学ですが
このころには、一芸入試制度があったので、
それを利用しています。
二人とも大学入学時は既に三段だったはずで
四段になれない可能性はほとんどないエリートですので
保険の意味は少ないです。
他に大卒や在学中の棋士としては
加藤治郎名誉九段 早大
加藤一二三九段 早大
木村義徳八段 早大
大内延介九段 中央大
片上大輔五段 東大
西尾明五段 東工大(ただし、プロになった後中退)
糸谷哲朗五段 阪大
児玉 孝一七段 福岡大
飯田弘之 六段 上智大
勝又清和六段 東海大
広瀬章人五段 早大
横山泰明五段 中央大学
遠山雄亮四段 成蹊大学
瀬川晶司四段 神奈川大
中村太地四段 早大
(彼は一芸入試ではなく、早実からの進学のはずです)
木村一基八段 亜細亜大
伊藤真吾四段 亜細亜大
などいます。
女流棋士は
国立大学では
藤田麻衣子 東京工業大学
大庭 美夏 千葉大学
松尾 香織 埼玉大学
私立では
谷川治恵 青山学院大学
古河彩子 東京理科大学
早水千紗 早稲田大学
安食総子 清泉女子大学
藤田 綾 亜細亜大学
野田澤彩乃 二松學舎大学
坂東香菜子 日本女子大学
貞升南 大妻女子大学
室田伊緒 愛知淑徳大学
熊倉紫野 早稲田大学
鹿野圭生 松山商科大学
中倉彰子 法政大学
等です。
時間を割かれるという意味では
科目数の多い国立大学は少ないです。
女流の国立の場合は
大学進学後にプロ入りですし…
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プロにとっては有利にならないけど、プロになれなかった時のその後の人生を考えると有利だと思います。
いわゆる保険でしょうか
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