2012年3月23日金曜日

今年高校生になるいとこ(男)に弓道部について聞かれました。 いとこは弓道部に...

今年高校生になるいとこ(男)に弓道部について聞かれました。



いとこは弓道部に憧れているらしくて、

弓道部の練習内容はどんなものかとやたら聞いてきます。

彼は運動が不得意だそうで、持久走ではいつもビリで、

筋力も無いので運動部に入れるか心配なのだそうです。

ちなみに中学では1年:囲碁将棋部2・3年:パソコン部だったそうです。

教えてあげたいのですが、私も中学からずっと文化部(合唱部)で、

弓道部の練習は知りませんし部室も遠かったので

見たこともほとんどありません。



具体的に彼の知りたいことは、



・弓道部の練習内容(体力が無くてもできるかどうか)

・練習が普通の所と厳しいところではどのくらい違うか

・厳しい所だとどの様な事をするか

・練習にかかる費用(袴など)はどれ位するのか

だそうです。



宜しくお願いします。


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最初の3ヶ月程は基礎体力をつける為に筋トレやランニングなどはあると思いますが上級生の矢取りや弓道の形の基本練習と平行に行うので他の運動部より楽ですし体力が無くても問題はないですよ。弓道部は別名「着替える文化部」と言われるくらいですから…

まぁ運動が不得意だからといって運動しなくていい部に入らなくても成長期ですからこれを機会に多少は体力をつけるのも長い人生ではプラスになると思います。

練習が厳しい学校でもちゃんとした指導者がいれば引退するまでランニングや筋トレを練習メニューに入れている学校はないと思います。

最初の筋トレ、ランニングなどで同級生との差を感じてもランニングの成績が弓道での成績と比例しないですし最初に習う弓道の基本の射形を真剣に取り組めば弓道で立場逆転できますから気にしなくても大丈夫です。



全国大会クラスの弓道部は練習が厳しいというより上下関係や挨拶などが厳しいです。(練習中の私語や笑顔が禁止なのはもちろん、一年生が上級生に話しかける事が禁止だったり朝練や普段の練習も上級生が来る前に道場の準備を完了させておかないとダメですし上級生の帰りを1年生全員で見送った後に的貼りなどをしますから帰りも遅いです。)

全国大会クラスの弓道部に入部されるのであれば体力より礼儀作法や挨拶、応援で大きな声を出せる事のほうが重要かもしれません。挨拶の声が小さいと怒られ何度でもやり直しさせられます。ユーチューブなどで学生の試合風景をご覧になるといいですが応援の声の大きさにビックリされると思います。(大学生の応援は少しやりすぎですが高校生の試合でも強い学校は全員揃ってキレのある応援してます)



他に土日も試合や練習で休みはほとんど無いです。

一回戦敗退と優勝する学校の1番の違いは練習メニューの違いよりも練習に対する気合というか一射一射の真剣さが全然違うと思います。(毎日ダラダラと談笑しながら自由練習と記録をとるだけだというメニューだとレベルも低いと思います。)

あとは強く厳しい学校は朝練も含め毎日ちゃんと弓道着に着替えての練習ですが一回戦敗退レベルの学校では普段の練習は学校の体操着で試合前と試合の時にしか弓道着を着ません。(常識ですが基本を守っていない学校は弱いです)

厳しい学校はその一瞬の時間は辛いと思う事ばかりかもしれませんが試合で勝ったり卒業すると厳しかった事がメチャクチャいい思い出になますし辛い時期を一緒に過ごした友達との絆も深いです。

関係ないですが弓道部は男女一緒に練習するので恋愛のチャンスも増え楽しい青春生活を満喫できると思います。



弓道の道具は他の回答者様と基本一緒です。その他に弦など消耗品もありますし白衣や足袋など洗濯が必要な物は2枚以上購入します。

6万くらいが最初の1年で必要になりますがその後にかかる出費は合宿費、遠征費や消耗品費くらいで他の運動部と比べても特別高い金額でもないです。(お金がかからなそうな陸上部でも一足数万円のスパイクを何足も購入しますし)

山武弓具店さんのHP(http://www.sambu.jp/index.html)で弓道初心者セットが4万5千円で販売してますし最低限必要な物が何かわかると思います。袴や道具は学校でまとめて注文すると思うので自分で購入しなくていいです。



弓道部は中学時代に運動が苦手だったとしても何も心配はいりませんし厳しそうで嫌だと思っても入部してしまえば慣れます。高校からのスタートという人がほとんどで自分の努力次第で全国大会入賞狙えますので弓道部に入部して頑張ってもらいたいです!



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現役弓道部です。

私の学校の弓道部は結構強い部活ですが、あまり厳しくはないですよ。

体力的な面では、逆に努力すれば程良い体力と精神力(集中力)が身に付くのではないでしょうか?

厳しいところでは、弓道の練習というよりも人間性を磨いています。

高校生として恥ずかしくない行動や、格好をするだけで、不思議と強くなるもんなんですよ(笑)

費用の面では、学校にもよりますが、袴が約10000円 矢が15000~20000円 カケ(弓を引く際に右手に付ける防具)15000円くらいではないでしょうか?

弓は学校が貸してくれると思います。

ぜひ弓道部に入って見て下さい。

弓道は努力すれば、才能なんて関係ない武道だと思います。


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中学校時代何の部活もやっていなかった高校一年男子が回答します。



【弓道部の練習内容】

入学してから3~4か月はひたすら基礎です。弓すら持つことが許されません。毎日毎日同じ練習を繰り返します。

その後弓を引いて巻藁・矢道練習を経てようやく道場内で引きます。

(私の高校ではありませんでしたが、一年生の時に基礎体力作りとしてランニングや筋肉トレを課す所もあるようです。)



弓には強さがあり、高校で使うのは大体8㌔~25㌔程度です。

ですから自分の筋肉に合った弓を使用すれば問題はありません。

私も身長180近いのに体重が50㌔程度と痩せており、筋肉もついていませんが13㌔の弓を引いています。



【練習の差】弓道は他の武道と違いやることは少ないのでどこの高校もあまり違いはありません。が、先程述べたようにランニング・筋トレを行う場合があります。弓を持ち始めた時は弦で顔を打ったり、引くのが重いと感じますが扱いに慣れれば問題なくなります。



【かかる費用】質問者のいとこさんは囲碁・将棋・パソコンなどあまり費用のかからない部活に入っていたそうですが、弓道はお金がかかります。また、素材などによって値段も大きく変わってきます。



弓:一般の高校生が使用するグラスファイバー弓は27000円~55000円

矢:一般の高校生が使用するジュラルミン矢は8本で18000円~32000円

かけ:15000円~17000円

弓道衣(袴・胴衣・足袋あわせて):10000円程度

弦巻:500円~1000円



最低限必要なものはこんなところでしょうか。合計すると6万円はゆうに超えます。

しかし、弓は学校にあるものを貸りて使うのがほとんどだと思います。かけも卒業生が残している場合があります。

実際に私も弓は借りて、卒業生が残したかけを使っています。ですから、3年間でかかる費用は6万円程度でしょう。

高額だと思われるかもしれませんが、サッカー部やバスケ部などでも3年間でそのくらいになると思いますし、一度買いそろえればあとは年間に1000円程度の出費に抑えれるはずです。





長々と書いてしまいましたが、私は弓道ってカッコいいなと思って始めたのでいとこさんが憧れるのはよく分かります。

ですから最初の3か月は何が何でも辛抱しろと伝えてください。練習に飽きても、退屈しても真面目に取り組めば弓を持った時に同級生の誰よりも綺麗な射ができるでしょう。


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高校、大学と弓道をやってきました。

弓道部の練習内容は学校によって様々だとは思いますが、基本的に1年生は筋トレから始まると思います。

私が高校の時は1年生は腕立て、腹筋、背筋等を20回ずつくらいやりました。ほかには矢が的に当たった際に声を出すので声だしの練習もしました。

そしてしばらくたつとゴム弓というもので弓を引く練習をします。入部してから普通に射場で弓を引くまで長いと夏休み以降になることもあります。

私が所属していた弓道部はわりと厳しいところだったので普通のところの練習内容はわかりませんがうちでは一日に腕立てを100回(連続ではなく20回×5セットなど)以上する日もありました。

これだけ聞くと体力がないと難しいと感じるかもしれませんが、私は中学の時は持久走は最後のほう、腕立て10回できないくらいの体力、筋力しかありませんでしたがなんとかついていくこはできていました。

なのでよほど厳しい部活でないかぎり体力面ではそんなに心配ないと思います。



練習にかかる費用は胴着が1万~1万5千円、手につける弽というのが約1万5千円、矢が安いのであれば1万2千円、弓はたぶん買わなくていいと思いますが、買うのであれば安いので3万前後です。たぶんこれだけ買えば大丈夫です。

本格的に引くようになればまた弦など買うものもありますが、最初はこんなもんじゃないでしょうか。

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