将棋の力の差
小学校低学年から中学校に入るまで将棋が好きで、毎日のように親と打ったり時々年配の方の集まりに混じって打ったりしていました。勝ったり負けたりでしたが趣味としては楽しめるレベルだと思います。
先日アマチュア2段の方と打ったのですが、30手もいかないうちに八方塞になってしまいその後も何もできず負けました。その人の知人にアマチュア5段の人がいるようで、その人も5段に人にかかると何もできずに負けてしまうと言っていました。
うろ覚えですがアマチュア5段もプロで言うと2級程度だと聞いたことがあります。プロの段位を持っている方の打ち方なんて想像もできません。
それほど何が違うのでしょうか。
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・初心者の方は、思いついたら将棋をやるor言われたらやる程度でしょう。
・アマチュア段位者の人は、趣味で将棋をやっているので、時間があれば将棋をやっていてたまに勉強もするので
何もやってないひとに勝ってあたりまえといえば当たり前です。
・プロになるともう勉強会や毎日が将棋、寝て起きて将棋・・勉強・・研究の毎日です。
その積み重ねの量はすごいです。
「プロ棋士になるのは、東大の入試より難しい」と言われるほどなので、勉強量が桁違いなのです。
あと、関係ないですが将棋は「打つ」じゃなく「指す」です。
将棋に命をかけている人は気分悪くされるかもしれません
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棋力と言いますか、分け方として
アマチュア・女流棋士・奨励会・プロ棋士
この4つに分けられると思います。
比較して並べますと、プロ棋士>奨励会≒女流棋士>アマチュア、おおよそこんな感じです。
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アマチュア(10級~八段)
奨励会(7級~三段)
プロ棋士(四段~名人)
女流棋士(2級~女流名人)
奨励会というもののイメージがあまりパッとしないのではないかと思いますので、ちょっと補足します。
アマチュア四~五段でおおよそ奨励会6級~5級と言われています。
奨励会三段ともなれば、アマチュアの段級位では評価できないです。
また奨励会三段の方が四段になられると正式なプロ棋士になります。
奨励会の段級位は、仮のプロ段級位と言えます。
したがってプロ見習いである奨励会員はアマチュアの大会にも出ることは許されませんし、その分力の差も歴然と思って頂いて間違いないかと思います。
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将棋の強さなどというものは人により千差万別ですが、多くの例では以下のような感じだと思っています。
1.アマ初段程度までは、おおよそ知識が重要です。手筋や定跡などをどれほど身につけているかが力の大部分を占めます。
2.アマ二段にもなると、基本的な知識を身に着けただけでなく、それを的確に応用することができます。
3.さらにアマ三段になれば、定跡の意味をよく理解し、定跡から大きく外れた状況でも対応策を練ることができるようになります。
4.アマ四段以上となると、定跡に必ずしも頼らない傾向が強くなります。例えば、戦力バランスを把握して、敵陣の弱点がどこで、どの程度の戦力をどう割けばそこを破れるか?といった思考法が出来るようになります。
私自身は県代表になったことがあって連盟から四段をいただいていますので、このレベルです。私はアマ四段としては、定跡知識もたいしたことないし、読みも深くないと自覚しています。ただし、相手の陣形を揺さぶって攻守の戦力バランスを崩したり、敵の戦力を分断して各個撃破したり、とかいった構想力には自信があり、これがために時に県代表常連クラスの相手の足元を掬うことに成功することがあります。
5.これ以上のレベルは、私としても想像の域をでないわけですが、読みの力や定跡や実戦例、独自研究の知識のほか、戦局を判断する力、相手の狙いを見抜く力、戦力を集中する技術、自陣の弱点をカバーする技術、様々な要素がレベルを上げていくのでしょう。
特にプロともなれば、定跡に頼るようでは全くだめで、古い定跡を否定し新しい定跡を作る立場です。高い戦略・戦術構想力といったものが必要なはずです。
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一番の違いは感覚と終盤力でしょうね。
強い人は感覚によって読まずに良い手が指せる上に、深く読むにしても良い手の応酬を読んでいるのだと思います。
終盤力は勝敗に直結するので重大です。
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10級が5級に全く歯が立たないのに、5級は初段に全く歯が立たない。
初段は並四段に全く歯が立たないが、並四段は現役県代表に歯が立たない。
県代表は普通のプロに歯がたたないが、普通のプロはトッププロに全く歯が立たない。
実際はもっと小刻みの食物連鎖になっていると思います。
やはり、勝負が終わるまでに、1手1手の指し手の強さの差が積み重なって、その差になってくるのではないでしょうか。
私もときどき不思議に思います。
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確かアマチュア5段がプロの棋力で言うと二級ではなく六級だった気がします。
定跡覚えている人と何も分からずただ遊びで指している人で対局すると、確かに強さに凄い差が出ます。
なので定跡が分からない人から見たらプロの強さも考えられないでしょうね。
プロは特に読みが半端じゃないです。無論定跡もほぼ完璧に知っているといってもいいくらいです。(でも振り飛車党の人が
居飛車の定跡を完璧に覚えているかどうかは知りませんが)
大体有段者になってくると詰将棋が大切になっていき、どれだけ先の手を読むか、定跡で勝敗が決まります。
ようするに、プロとアマチュアの何が違うかと、定跡を覚えている量の差、終盤力、寄せ、何手まで読めるか、奥深くまで研究しているか、才能。
などが棋力の差が出てくると思います。
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そりゃあ経験でしょうね。ていうか経験しかありません。
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ヤフー将棋で指して、楽しんでください、将棋は楽しむことです。
【ハム将棋】
http://hozo.hp.infoseek.co.jp/shogi/
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